犬犬兒の歌詞ノート

CRYONICS

作詞：祭屋 
作曲：AVTechNO 
編曲：AVTechNO 

しず　　　ほのお　　　なか

 静　かな　  炎　　の　中

くだ　　　 ひざ　　　　なが
 砕　けた　膝　をただ　 眺　めていた 

こころ　 なまり　　　　 おも　　ふか　  ぜつぼう
  心　は　鉛　のように　重　く　深　く　 絶望　 しても
とも　　つみ　   せお　  い　　　　　　　　　し　 とき
 共　に   罪　を 背負 い 生 きる　なかま　だと 知 る  時  に

　　いちど　こ　 ひら　　　   むきしつ　  よろこ　　  み
もう　一度　抉 じ  開  けられ　無機質  な　 悦　びが 満 ちる
むせ　　　  こ　  あ
 咽　るほど 込 み 上 げるの

くろ　 みゃく　  からだ　  か
 黒 い　脈　が　 体　を 駆 ける　あー

なに　　　 うそ　　 い
 何　もかも  嘘  なら 良 い 

ああ　いま　　　 わたし　  な
嗚呼　 今　きっと　 私　は 泣 いている
お　　　　よる
終わりゆく　夜  のはたて 

しろ　みず　  こわ
 白 い  水   に  壊  されてゆく
　　　　　　　かげ　  な
い　つのまにか   影  と 成 り 

しわ　   な　　　　  な
 皺　と 成 り　ちりと 成 って

あなた　　　  どこ
 貴方　はもう 何処 にもいない

はげ　　　あめ　　なか
 激　しい　 雨　の　中 

かさ　  な　  くつ　  な　 でんわ　 な
 傘　も 無 い  靴  も 無 い  電話  も 無 い 

　　　  みお　　 せかい　  すべ　  はいいろ
こうして 見下 ろす  世界   は   全  て　灰色
ひとみ　  と　　 とき　いったい　　　  けしき　  み
　瞳　を 閉 じた  時　　一体　 どんな  景色  が 見 えるだろう

　　　　　　  つた　　 おんど　　　 わたし
コンクリートから  伝  わる  温度  だけが　私　のリアル

いた　　　  ふる　　のど
 痛　いほど  震  える  喉 

くろ　　　   そら　  の　  こ
 黒 いいきを  空  が 飲 み 込 む　あー

よご　　 はだ　 あめ　  と
 汚  れた  肌  が  雨  に 溶 けて 

ああ  いま　　   わたし　  なら
嗚呼   今  きっと　 私　は  嗤  っている
かぜ　　　　き　　  まひる
  風  になる　消 えた  真昼

しろ　せん　  ひびず　  つつ
白  い  線  が　歪　  に  包  む
い　つのひにかもじとなり 
おととなり　みずとなって 
あなたとまためぐりあいたい